日曜日の朝は、ヒーロー達が戦っているけれど。毎朝、お父さんやお母さんという大人達もまた、皆に美味しいご飯を食べてもらおうと戦っている。
そう。朝は戦場なのだ。だが実は。戦っているのは、何も子供たちを守る“防衛隊”の大人たちだけでも、ヒーロー達だけでもないのだ。
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【和食戦隊・ブレックファースト!】
仝ゝ✜∑∏∧
彼らは日夜、格好のいいポーズの練習を繰り返し。最後まで美味しく食べてもらうコトをモットーに活動をしている。その名も…
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和食戦隊・ブレックファースト!
仝ゝ✜∑∏
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【本日のラインナップ!】
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「…たまご!(卵焼き)」
「…お米!(ごはん)」
「ミソスープ!(お味噌汁)」
「とーふ!(お豆腐)」
「ブラック!(ひじき)」
「ふりかけ!(本日は鮭。)」
「全員揃って…」(せーのっ!)
和食戦隊・ブレックファースト!
仝ゝ✜∑∏∧
「ちょっと被らないでよ。」
「被ってないよっ、」
「昨日のスクランブルエッグと、被ってんだよ、」
「文句言うなよ。がんばって今日は巻けたんだからさ。」
「まあまあまあ。じゃあその調子で、時間も巻こう。」
「時間ないよ〜」
「もう一回、頭から。」
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和食戦隊・ブレックファースト!
仝ゝ✜∑∏∧
♪〜♪♪♪♪〜♪
「…たまご!(卵焼き)」
「…お米!(ごはん)」
「ミソスープ!(お味噌汁)」
「とーふ!(お豆腐)」
「ブラック!(ひじき)」
「ふりかけ!(本日は鮭。)」
「全員揃って…」(もう一度、せーのっ!)
和食戦隊・ブレックファースト!
仝ゝ✜∑∏∧
「ねぇやっぱおかしいよ」
「だから時間ないってえ (;´Д` ) 」
「ブレックファーストは英語じゃん」
「 格好いいじゃん」
「お洒落じゃん。」
「それにタマゴは食材じゃん。卵焼きっていいなよ。」
「かっかするなよ。」
「おかか?」
「カルシウム不足かよ」
「おかかじゃなくて、鮭だよ。」
「サケもって来い。サケを。」
「しゃけ?さけ?」
「どっちでも良くない?」
○うるさい(;´Д`)朝から騒がしい。大家族なの?
「そんなにかっかするなよ。物価が高騰するからさ。」
「シャケー!」
「サケはどこだ〜!」
○そういうことで高騰するの!?
「呼んだあ?」
○ならば、おこらないで。(;´Д`)
「うるさいなあ」
「サケもって来い。サケ。」
「だからずっとここに居るって。」
「酒?シャケ?」
「最初からここに居るのにぃ、」
「ねむいよ~」
「座っていい?」
「eggって、言わないより良いじゃん」
「でも、昼と被ってんだよな」
「文句言うなよ」
「お母さんかよ」
「お母さんじゃないよ。」
「子供かよ。」
○どっちの意味で、だ( ̄▽ ̄;)
「卵かけご飯にしてやろうかっ」
「もう火ぃ、通ってんだよっ」
「じゃあさ。じゃあさ。火ぃ、入れて炒飯にしようよ。」
「聞いてた?」
「ひと手間、ひと手間♪(^^)」
「炊き立てのご飯の温度で、多少は、火ぃ通るよ」
「だから、火ぃ通って 巻かれてんのっ」
「既に?」
「あ〜(;´Д`)」
「じゃあ。卵かけご飯だな。」
「朝から炒飯はヘビーメタルだよ。」
「聞いてた? ねえ、聞いてよ。」
「ふりかけの出番がないじゃん!」
「ふりかけは、傷まないから明日でもいいだろ」
「サケ〜」
「そうやってすぐに後回しにする。フンッ。半分残さないで、全部使い切ってよっ」
「おこらないで」
「そうだ」
「そいだ。」
「物価が高騰するから、」
「ねえ、ねえ」
「ん?」
「さっきのヘビーメタルってなあに。」
○蒸し返さないであげて(;´Д`)
「ヘビーメタルっていうのは、あれだよあれ。」
「どれだよ、どれ?」
「ドレッシング?」
「え、今日 生野菜あったけ?」
「ボストン港をティーパーティにしてやろうかっ」
○何で、ボストン茶会事件!?
「はっ?」
「急に、はっ?」
○まあ、そうなるよね。
「ティーパーティ?( ̄σ・ ̄)」
「ルイボスティー?」
「アールグレイを、ルイボスティーにしてやろうか?」
「モリンガがいい(≧∇≦)b」
「オレンジペコだろ〜」
○物理的に茶葉そのものが、変わってんじゃねーか。
「何で卵焼きだけ出番が多いんだよ!」
○もめるな。もめるな。
「そうだ、」
「そいだ!」
「そうなの?」
「お米もでしょ!」
「お米は主役だからいいんだよ。」
「主役じゃなくて、主食でしょ。」
「時間ないよー」
○もめないでえ(;´Д`)
「どうする?」
「座る?」
「座ったらもう動けなくなっちゃいそう。」
「あ〜」
「わかる〜」
「まあまあまあ。仲良くしようよ」
「お米さん、止めないで。」
「そうよ、甘いのよ。」
「お米はしっかり噛んだら甘いってもんだ。」
「糖っ!(ノ *´ω`*)ノ*.✧」
「 糖っ! ヽ(*´∀`)ノ」
「こら、そこっ。勝手に使うな」
「食べ物は、よく噛んだらどこへ行く?」
「胃へぇ〜(イェ)」
「胃へぇ〜(yey)」
○・・・。
「ねぇまだ〜?」
「よっこらしょ。」
○ふざけるやつと、だらけるやつと。もめてるやつと…。
「何だよ、ひじき。あまからいぞ。」
「最高じゃないか。(´∀`∩)↑age↑」
「ひじきって、メンタルチャラいよね。」
「(´∀`∩)↑age↑」
○あんた、うす揚げだろっ、
「チャラいぞ、ひじきっ」
「自分がいろいろと言われたからって、巻き込むなよ。」
「そいだっ。」
「撹拌するなよ。」
「誰か、砂糖をもって来い。吸収して、身動きを取れなくしてやろうぜ~。(´∀`∩)↑age↑」
「吸収じゃなくて、吸水だっ。腹黒いぞ。ひじき」
「ひじきは、元から黒いんだよ!」
○…やっかましい
「それに何だよ。ブラックって。」
「色で言うなよ。」
「つかれちゃったよ~」
「朝つらいよね〜」
「わかる〜」
「くやしかったら、タマゴさんもカラーで行きなよ。イエローってさ。」
「やだよ、たくあんと被るし。」
「ねえ、本当時間ないってぇ〜」
「だめだ。もう立てない〜」
「なんか甘い物欲しいよね」
「差し入れとかないのかな」
「それは、沢庵に失礼だろ ○※」
「何だよ。みそスープ。おこるなよ。」
「そうよ。お味噌汁は、煮立ったら辛くなっちゃうから。」
「そうだ!」
「そうだぁ〜!」
「そいなの?」
「おい、その他大勢に紛れて、ずっとソイって言ってんじゃないよ。」
「トーフゥ〜」
「木綿。木綿。(人*´∀`)。*゚+」
○やめろお(;´Д`)
「思うんだけどさ。ひじきは白黒はっきり付けたがるよね。だけど世の中、グレーだったりするんだよ。」
「何だよ、絹ごし。自分が白くてなめらかだからって、大人ぶっちゃってさ。」
「角が立たない様にしているだけさ。」
「ぶつけてこいよ。」
「思いの丈を?」
「あ。既にぶつけてた。」
「上手いこと言えているとでも思ってんのか!」
「そうだ!ソーダ!」
「誰だ。朝からしゅわしゅわするもの、飲んでるやつはっ。」
「みそスープ〜」
「ちがうよ。絶対、ちがうよ。唯一、飲める物だからってやめてよね。○※」
○これ、どういうケンカなの!?
「卵焼きみたいに、長いものには巻かれてりゃいいんだよ。」
「ソーダ!ソーダ!」
「コーラ!」
「ジンジャーヽ(*´∀`)ノ 」
「あ、アイスティーで。」
「私、お茶。」
○休憩じゃないよっ。
「ボストン港をティーパーティに…」
「もういい。もういい。」
「誰が長いものに巻かれているんだよ。長く巻かれているの、間違いだろうっ。…巻かれているだけ有難いと思えっ」
○やっかましっ。(誰に向かって言ってんの。)
「ファイトー!」
「は?」
「これ。ジンジャー、エール♪」
「ねぇ、おなかすいたー」
「明日何時入りか知ってる?」
○誰か拾ってやれぇいщ(゜ロ゜щ)
「座ったら今度は、寝転びたいよ〜」
「丸いフライパンで卵焼きを焼く技をあなどるなよ」
「まあまあまあ、」
「おっとっと」
「こういう時は、サケに限る。」
「さっきから誰が呼んでるの?」
「サケはどこだー!」
「無視していいよ。多分、キッチンドランカー。」
○マジで!?(゜゜;
「うるさい。この、」
○ここで、ひじきにとってのいちばんのわるぐちを卵が言う
「この…まつ毛!」
「あー」
「言ったなコノヤロー」
「それはひどいよ」
「ひどいよ、たまご」
「いちばん言っちゃあいけないよ。」
「異物混入に気を遣っている人たち全てを敵に回したぞ。」
「食品衛生の、最前線にいる人たちを傷つけたっ」
○そこまでではないっ
「そのうち性根もくさってさ。サルモネラに手を染めるぞ。」
○それだけはやめてっ!
「何がブラックだ。黒いのは大涌谷の黒タマゴに任せておけよ。」
○ここに来て色の取り合いをするなっ( ̄▽ ̄;)
「卵の分際で、黒まで取るなよ」
「殻、割ったら白いよお!」
「一人で白と黄色と、黒を担うな」
「そうだ!」
「そいだ!」←
「そうなの?」
「そうだよ。」
「おい、その他大勢に紛れて、ずっとソイって言ってんじゃないよ。」
「トーフゥ〜」
「えっちがうよ、」
「みそスープだよ。」
「木綿。木綿。(人*´∀`)。*゚+○※」
「ん〜」
「なんだかなあ。」
「…お味噌汁さんが言っても、ちっともおもしろくない。」
○やめてあげてよお(;´Д`)
「海苔に謝れ。だいたい現地で玉子5個も食べられないんだよ」
「ソイだ!」
「うるせえ、豆腐は高野山に帰れ」
「冬の寒い時期を乗り越えたスーパーフードをばかにしたなあああっ!」
「あ〜あ。」
「だれだこりゃ。」
「ばら売りしろよっ」
「それは大涌谷の売店の人に言えよ。」
「言えないからここで言ってんだよっ」
「5人で行ったら、1人1個だろおおぉー!」
「ころころしたら 動きたくなくなっちゃった〜」
「結果、明日何時入り?」
「えっとねぇ~」
「うるせえ。サトウ!」
「メーカーで呼ぶなっ」
「安倍川餅にしてやろうかっ」
「餅米じゃねえやいっ!」
「うっるっち!(粳っ)♪」
「うっるっち!(粳っ)♪」
「やめなさいよ!あんた達!」
○もう、何処と何処がけんかしてんだよ。
「イブコン、イブコンうるさいんだよ、」
「コンプラみたいに略すなっ」
「ダシコンブ(だし昆布)?」
「スコンブ?(酢昆布)」
「コングラッチュレーション
ヽ(*´∀`)ノ」
「なにが?え、何が?」
「お祝い事か?」
○関係のないやつは入るな、
「食べ物は、よく噛んだらどこへ行く?」
「胃へぇ〜(イェ)ヽ(*´∀`)ノ」
「胃へぇ〜(yey)╰(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)╯」
「 \(・◡・)/」←よく分かってないが
「└( ^ω^)」 」←とりあえず
「(~‾▿‾)~」 ←のるやつ等。
「 お米は、ひとりで 新潟を背負ってろ!」
「一人じゃねえやぃ。一粒だい!」
「偉大じゃねぇーか。」
○急に褒められられて戸惑うお米。
「…あっありがとう。」
「…と、でも言うと思ったか!」
「せーの、」
「糖っ!(ノ *´ω`*)ノ*.✧」
「 糖っ! ヽ(*´∀`)ノ」
「糖っ!(「`・ω・)「」
「それ、やめろおー!」
朝は戦場である。しかしそんな戦場の中、なかなかご飯を食べないで、食べ物で遊びだす子供たちがいるのは。
食べ物たちが、食えないけんかをしているからなのかもしれない。
日本の皆、和を以て貴しとなさない無形遺産のことは、ほかの国の人には内緒だよ。
次回。【ランチボックス戦隊・ライスボール!】…あるかどうかは、分からない!良い子のみんな、またあそぼうねぇ~ヽ(*´∀`)ノ
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